こんにちは、イドです。
飲むサロンパスと呼ばれているアメリカの炭酸飲料「ルートビア」。
ルートビアの詳しい成分などが気になるからはこちらの記事もどうぞ。
日本人以外でも、薬のような味がするから嫌という人は結構いるようですが、薬のようが味がするなら健康に良いの?って思いたくなりますよね〜。実際どうなのかチェックしてみましょう!
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ルートビアを飲むと健康になる?
ルートビアは19世紀ごろ薬剤師の1人が商品化しようとハーブや薬草やらを組み合わせて作った炭酸飲料なのですが、薬剤師が薬草を配合して作ったのなら、ルートビアを飲むと健康になるの?と思っちゃいますよね。
成分は、
- スパイス類 - オールスパイス、コリアンダー、
- ハーブ類 - セイヨウネズ(ジュニパー)、トウリョクジュ(ウィンターグリーン)、甘松、ウメガサソウ、ホップ、クローバー、
- 木の皮など - カバノキ、シナモン、
- 木の根など - ショウガ、タンポポ、リコリス(スペインカンゾウ)
- その他 - メープルシロップ、蜂蜜
ウィキペディアより
といったアイテムを組み合わせて作られています。
スパイスやハーブや木の皮や根っこなんてなんかすっごい健康的なんて思いそうです。
そして、ここには書かれていないのですが、ルートビアの味を代表するハーブに、「サッサフラス」がありました。
Sassafras was the original source of flavor and psychoactivity in root beer. Back then it was like a natural drug. Now its banned for consumption but you can still buy it. https://t.co/isd1UP41Pj #sassafras #entheogens #ethnobotanicals #herbs #herbal #holistic #supplements pic.twitter.com/VDldayvyMJ
— Botanical Guides (@botanicalguides) 2018年4月14日
サッサフラスは昔からネイティブアメリカンが血液をサラサラにすると信じられていたり、腹痛の時に使っていたそうです。
最初はそういった薬草入れて薬効として売り出されていたルートビア、1960年代にFDA(食品医薬品局)がサッサフラスの主要成分のサフロールに発がん物質があるという理由から使用を禁止されてしまいました。
そういった背景から、ほぼ大手のサッサフラスは人工香料が使われるようになりました。
ただし、こちらのトレジョで買えるHansen’s Naturalは、発がん物質の元となるサッサフラスに含まれるサフロール物質を抜いたものを使用し、All Natural(人工甘味料、香味料使ってません!)として売られています。
中にはこうしてなるべく人工的でない材料を使って、より昔のような味の飲み物に近づけようとしている企業もあります。
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そして、ルートビアは砂糖の量がとても多いです。
1日の理想砂糖摂取量(アメリカ)は
女性:25グラム
男性:38グラム
です。
Hansen’s Naturalのブランドのルートビアにも、約45グラムも砂糖が使われています。
糖分の取りすぎはよくないので、あくまでルートビアも飲み過ぎには注意をしましょう。
そして、アメリカの健康志向派が支持するオーガニックスーパーマーケット「ホールフーズ(Whole Foods)」などで売られているルートビアは、さとうきびの糖(Cane Sugar)を使っているというのが「ウリ」ですが、そうではないルートビアには大抵
High Fructose Corn Syrup(果糖ブドウ糖液糖)
という、とうもろこしを原料とした高カロリー甘味料が使われているそうで、健康志向が高めの人は、避けたがる傾向にあります。*アメリカでは、肥満や糖尿病の増加の原因として使用禁止運動が広がりました。
なので、もはやルートビアを飲むと健康に良いのかと聞かれると、「他の炭酸ジュースと一緒で飲み過ぎには注意ですよ。糖分が凄いからね」ということになるかと思います。
ハーブの効果よりも糖分の量に注意です。
自然健康派なルートビアはどんな種類があるの?
それでは、自然健康派な方にどんな種類のルートビアがあるのかご紹介したいと思います。ご紹介するホールフーズやトレーダージョーは、ハワイにもありますよー。
今から紹介するルートビアは、果糖ブドウ糖液糖(HFCS)を使っていないとされています。
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ホールフーズ編
Whole Foods 365 Everyday Value Root Beer
365マークのついたホールフーズブランドのルートビアは、甘すぎず、こだわりすぎた「くせ」もなくすごく飲みやすいと評判です。6缶入りで、約2ドル50セントくらいです。
Maine Root
こちらは、さとうきび糖というだけではなくオーガニックということにもこだわったルートビアです。
ちょっと甘すぎるという意見が多いので、甘めが好きな人向けのルートビアです。
Virgil’s Microbrewed Root Beer
こちらは、GMO-Free(遺伝子組み換え使ってません)のラベルが入っています。砂糖もさとうきび糖で人工的な材料は使ってないとしています。
味は、甘すぎず、リコリスの味が強めと言われています。
Organic Fair Root Beer Syrup
このようにルートビアが原液シロップとして売られています。炭酸水に混ぜるだけで、いつでもルートビアの味を自分で作り出すことが可能です。
オーガニック、遺伝子組み換えなし、グルテンフリーとさすがホールフーズに置いてあるだけあって、素材にはこだわっているようです。
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トレジョ編
Hansen’s Natural
こちらは、上でも紹介しましたが発がん物質の元となるサッサフラスに含まれるサフロール物質を抜いたものを使用し、人工香料ではない全原料が天然食品と謳われています。
味もマイルドで飲みやすいです。
ウォルマート/ターゲット/セーフウェイ系の大型マーケット
IBC Root Beer
全てが天然素材ではありませんが、2016年、HFCS(果糖ブドウ糖液糖)をやめるとして全てさとうきびの糖(Cane Sugar)に切り替えました。
こちらの商品は、上記の大型スーパーマーケットに置かれていることが多いブランドなので、オーガニックではありませんが、もしHFCSが気になる方にはこちらの商品が良いのではないでしょうか。
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日本で通販で買えるルートビアは?
アメリカにはなかなか行けないから日本でルートビアが飲んでみたいという方。今では、通販で気軽に買うことができます。
ブランドは、やはり唯一沖縄レストラン店舗のある「A&W」が多いです。
- 楽天
- アマゾン
- カルディコーヒーファーム(店舗からは減ってきているようですが、通販では買えますよ!)
などから購入することが可能です。
気軽に飲みたいとなるとなかなか置いてないルートビア。沖縄に行く際には、A&Wレストランに行くと確実です。
もし、他県でルートビアが飲みたいとなると、沖縄料理店や沖縄関連のお店などに置いてあることがあります。
もしくは、ドンキ、ヴィレッジバンガード、コストコで見かけたという情報もありますので、近くにお店がある場合は、覗いてみてください!
ルートビアに味の近い炭酸飲料の「サルシ(Sarsi)」がフィリピンにあるので、フィリピン系のレストランにも置いてあったりすることがあるようですよ。
ルートビアは健康に良いの?まとめ
ルートビアの大ファンという方には、ぜひアメリカに来ていただいていろいろな種類のルートビアを試してみていただきたいです!
個人的には、トレジョのHansen’s naturalがおすすめです。
お土産には、シロップタイプだとスーツケースにしまいやすいし、炭酸水さえあれば気軽に好きな濃さで作れるので良いのではないかなーと思っています。