こんにちは、イドです。
子供の頃、年賀状を出そうそうとして「◯◯ちゃんの家は喪中だから年賀状は出さないよ」なんて話を親から聞き喪中には年賀状は出さないものなんだと知る人いるんじゃないでしょうか。
でも、子供なんで、そこまでしっかり喪中の意味がわかっていなかったり。
実際自分が大人になって喪中の際のマナーについて真剣に覚える必要が出てくるときがやってきますよね。
今日は、喪中の際の新年の挨拶「あけましておめでとう」は言える?言えない?言われたら?についてご紹介していきたいと思います。
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Contents
喪中とは
喪中とは、喪に服している期間の事を言います。
その年に身内に不幸があった場合、その翌年の新年を祝うのを慎む習慣があるというのが基本です。
また喪中になった年は、新年を祝う年賀状を差し控えたり、おめでたいとされる新年の迎え方(門松やおせちの内容など)を慎む習慣があります。
喪中の新年の挨拶:あけましておめでとうは言っても大丈夫?
喪中は、おめでたいことを慎む期間とありますので、できれば「おめでとう」というお祝いの言葉は避けたほうが良いとされています。
なので、もし喪中であれば、「あけましておめでとう」というのは控える方が多数でしょう。メールでも同じです。
もし、年明けの挨拶をとなった場合は、「昨年は、大変お世話になりました。」「今年もよろしくお願いします。」などが使えます。
また、あなたが喪中の方へ挨拶する場合も、昨年のお礼と今年もよろしくお願いしますという気持ちを伝えるだけで「おめでとう」は控えましょう。
ただ、相手が喪中だと知らない場合もありますよね。
「あけましておめでとう」と言っちゃったらどうなる?
と思うかもしれませんが、喪中の際の「あけましておめでとう」は言っても言われても「いけない」という規則ではなく、相手の悲しみに寄り添うマナーや気遣いなので、もし間違って言ったとしても相手が「おめでとう」と返事をしないだけで問題にはなりません。
「あけましておめでとう」と言ってしまったからといって悪いことが起こるなどということはないそうですので安心しましょう。
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喪中の時にあけましておめでとうと言われたら?
では、逆にあなたが喪中だと知らない人から「あけましておめでとう」と言われたり、メールがきた場合はどうかというと、これも同じで、「おめでとう」とは返さず、「ありがとうございます」や「今年もよろしくお願いします。」などの普通の挨拶で返せば大丈夫です。
喪中なのかなと気がつく人もいると思います。
事前に喪中はがきや喪中メールで年始の挨拶の欠礼を知らせているのに、「おめでとう」や「あけおめ」メールがくるということもあるかもしれません。
はがきやメールを事前に送ったのになんで!?と思うこともあるかもしれませんが、欠礼状は「こちらからは年賀状は控えさせていただきますね」という連絡であって、「年賀状を送るのをやめてくださいね」と言っているわけではないんです。
もちろん、マナーとして気持ちを汲んでもらいたいところですが、うっかりは誰にでもあるものなので、「今年もよろしくね」など「ことよろ」メールとして返信してさらっと流すのが良いのではないでしょうか。
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喪中に良いお年をは?
ちなみに「良いお年を」も年末年始によくある言葉ですよね。
でも、これって実は年末に使える言葉だって知ってましたか?
私今まで気にしてなかったから新年にも使ってたかも〜。
良いお年を、とは「良いお年をお迎えください」が短くなった言葉で、この「年」は「来年」のことを指しているため、実際は年末の挨拶に使うのが正しいようです。
なので、喪中の方への言葉としては、この「良い」という部分が時には受け取る側によくない印象を与えることもあるかもしれません。
おめでとうと言っているわけではないので、喪中の方へ使えない言葉ではないですが、
受け取り手がどんな意味で受け取るかわからない場合は、なるべく避けたいという意見が調べてみると多いですね。
言葉ってその日の気分によって違って聞こえたり、相手のことが好きか嫌いかでも受け取り方が違ったり難しいですよね。
もし相手の方が喪中だとわかっていれば避けたほうが無難かもしれません。
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喪中の方へ年賀状を送ってしまったら
喪中の方へ知らずに「あけましておめでとう」の年賀状を送ってしまったら「寒中見舞い」でお詫びするという方法もあります。
年賀状を喪中だと知らず送ってしまうということは誰にでも起こりえることだと思います。
そんな時の対応を知っておくとちょっと安心ですよね。
寒中見舞いは、松の内(1月7日)があけて、立春(2月4日)までに出す季節の挨拶状でしたが、最近は年賀状の返礼に使われることが増えています。
その中で、喪中だったと知らずに年賀状を出してしまった時のお詫びをするというケースもあるんです。
喪中の方へ知らずに年賀状を出してしまった場合のお詫び例:
寒中お見舞い申し上げます。
〇〇様がご逝去のこと存じ上げず、お年始状を差し上げてしまい、大変失礼を致しました。
ご家族の皆様にも心からお詫び申し上げます。
寒い日が続きますが、お風邪などお召しになりませんようくれぐれもご自愛ください。
日付◯月◯日
などの例文を添えてお詫びをすることができますよ。
アメリカは喪中でもあけましておめでとうは言える?
アメリカでは、喪中だからクリスマスや新年のお祝いを避けるということはありません。クリスマスカードを送ることを喪中だからという理由で避けることはないです。
個人的にやめておくという方はもしかするといるかもしれませんが、あくまで個人の判断で、日本のように習慣にはなっていないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メールやテキストで気軽にあけましておめでとうと伝えられるようになったけど、相手が喪中かどうかまでは知らないなんてこともありますよね。慣れない習慣を身につけるのは大変ですが、間違ってしまってもお詫びをすることで相手の気持ちに寄り添いたいですね。