こんにちは、イドです。
夏といえば甲子園!
日本人にとっては夏の風物詩ともいえる伝統ある行事ですよね。そんな甲子園ですが、海外ではどんな風に思われてるのかな?って気になる人もいるかもしれません。
今日は、そんな疑問に海外、特にアメリカからの甲子園に対する反応をご紹介したいと思います。
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甲子園は海外でどう紹介されている?
まず一般的な甲子園のイメージをチェックするためにちょっと周りに「甲子園」を知っているかと質問してみました。
が、あまり知名度はない印象です。
一応、私の周りにいるメジャーリーグファン(もちろん日本人メジャーリーガーも応援してる)にも聞いてみましたが、甲子園の存在は聞いたことはある、くらいな印象を受けました。
もちろんアメリカには甲子園「高校野球」ファンというのはいて、過去にこのような形で高校野球がアメリカで紹介されています。
ドキュメンタリー「KOKOYAKYU:High School Baseball」
この作品は、2006年にアメリカ人の監督による制作され、一切のナレーションもなく現場音にインタビュー、最小限の音楽と字幕だけのドキュメンタリーです。(NHKで過去にKOKOYAKYU~アメリカ人が見つめた“甲子園への道”~と言うタイトルで放送されました)
メジャーリーグではイチローや松井が活躍を見せる中で野球好きの監督は、彼らを育てた日本の野球界、特に高校野球に秘密があるのでは?と思いつき、高校野球への関心を高めます。
しかし、その当時アメリカには高校野球を扱った資料がそんなにはなく、無いなら自分で制作しようと監督が思い立ったのが、このドキュメンタリーのきっかけです。
内容は2004年夏の甲子園出場をかけて戦う高校のうち、大阪府立天王寺高校と智弁和歌山高校の2チームの全てを追います。それは、試合中だけでなくベンチ内から私生活もです。
監督の目に映る高校野球とはどんなものだったのか、海外の目を通して見る「高校野球」を知ることができるドキュメンタリーになっています。
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ドキュメンタリー「KOKOYAKYU:High School Baseball」の評価は?
では、このドキュメンタリーを見たアメリカ人の反応はどうだったか紹介していきたいと思います。
- スポーツドキュメンタリーの中でも一番面白かった
- 日本の社会にある「和」というものを学んだ気がする
- 日本の文化にある団結、調和や闘志の重要性をよく表してる
- どうしてWBC1回目で日本が勝ったかがよくわかる
- アメリカの「マーチマッドネス(バスケットボール男子の全米大学選手権(NCAAトーナメント)みたい」
- これを見て最後に泣いてないなら、脈が早すぎないかチェックした方が良い。
- 他の文化が試合に対してどういう姿勢でいるか知ることができて面白かった。特に監督がよかった。天王寺の監督はすごい感動を与えてくれた。
- 日本の高校野球は生きるか死ぬかじゃない、それ以上だ。
こんな感じで、好印象というか興味深かったと答える評価がたくさんあります。
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新聞記事
新聞でも記事になることが多々あります。
特に2018年は100周年ということでニューヨークタイムズが「栄光の日々の100年」と特集を組みました。
また、2017年にもイギリスのガーディアン紙も甲子園について特集を組み、日本の高校生球児たちの甲子園に賭ける熱意を特集しました。
こういった記事には、好意的な部分だけでなく、やはり否定的な意見が出ることもあります。
- 制限のない投球数
- 厳しい叱咤
- 統一された髪型/行動
- 女子禁止
など昔からの変わらぬ体制に疑問を投げかける意見を書かれることは少なからずあります。
とはいえ、甲子園を応援しているという野球ファンはしっかり存在します。
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アメリカ人の甲子園に対するコメント
ファンサイトなどで紹介されている甲子園を見ている人たちのコメントを紹介していきます。
- 内野が土なのが懐かしさを感じる
- 選手全員の技術が素晴らしい!
- 甲子園を見に行くツアーがあればいいのに!
- 高校の野球なのになんという観客数だ。
- マンガ(ダイアのA)のような試合が本当にあるんだね!
- 良質な野球がここに!!
- 負けた方のチームをみると一緒に悲しまずにはいられない。
- アメリカでいうとマーチマッドネスやテキサスの高校アメリカンフットボールのような熱狂ぶりだね。
などなど、野球ファンにとっては、体を張ったプレイやマンガのような逆転劇などのプロでは見られない荒削りな試合展開が好きな人がいるようですね。
さて、気づいた方もいるかもしれませんが、甲子園を見た人の中でマーチマッドネスに似てるという印象を持つ人が何人かいました。
どうやら、アメリカには甲子園を目指す高校野球に似たスポーツがあるようです。
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海外(アメリカ)に甲子園に似たものはある?
KOKOYAKYUのドキュメンタリーのコメントや、ファンサイトでその熱狂ぶりや試合にかける意気込みを見て、アメリカのマーチマッドネスのようだと答える人たちがいます。
甲子園に言えることは、
- 昔から続いているという伝統
- 地元愛:親や関係者だけでなく関係ない人も地元高を応援する。
この二つがあり、その熱狂たるや席を埋め尽くした観客の様子をみるだけでも、その人気ぶりが伝わります。
では、アメリカでその意思を感じるものといえば、
マーチ・マッドネス”March Madness”(バスケットボール男子の全米大学選手権(NCAAトーナメント)
と言っているコメントが多くあります。
甲子園の方が古く1915年が開始年ですが、バスケットボール全米大学選手権も1939年に始まった歴史があります。
毎年春に開催され、出場校はNCAAディビジョンIに所属する68校です。
2015年にはテレビの収益が、約1000億円、決勝戦の視聴者数は約2830万人を記録するほどの人気ぶりです。
雰囲気としては、↓な感じです。
熱狂ぶりがよく似ていると思いませんか?
最近では、八村塁選手がゴンザガ大学にいますので、日本でも話題になっていましたよね!
— Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura) 2017年9月22日
ここからプロへのドラフトがあるのか注目選手が出てくるのも似ています。
伝統と地元愛という精神は、アメリカ人にも受け入れやすいのかもしれませんね!
甲子園の海外の反応は?まとめ
いかがでしたでしょうか。
夢に向かって頑張っている球児たちの様子は人種や国に関係なく感動を呼ぶことがわかりました。
時代に合わせて変わっていくこともあるかもしれませんが、球児たちも観客もその熱意を失わずこれからも高校野球が続いていくといいですね。