こんにちは、イドです。
毎年夏にフランスで行われる自転車プロロードレース「ツールドフランス(Tour de France)」
アメリカでも、「ツールドカリフォルニア」が5月に行われるくらい自転車ロードレースのファンがたくさんいます!山でも路上でも本格的に自転車に乗っている人をよく見かけますよ!
ちなみに、私の家族も大好きなスポーツです!
今日は、素朴な疑問「ツールドフランス」のトイレ事情をご紹介したいと思います。
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Contents
ツールドフランスの選手の食事とトイレの関係性
まず、なぜトイレ事情が気になるのかというと、ツールドフランスは、1レースの距離と時間が長いということがありますよね。
数レースを除いて、1レースは大抵150キロ前後を約4、5時間くらいかけて自転車で走行しますので、
「トイレに行きたくならないの?」
と思う人もいるのではないでしょうか。
しかも、選手たちは、レース中も常に食べたり飲んだりしてカロリーを補っているというちょっと他の競技にはないルールですよね。
選手たちは、1日で約8000カロリー(チーズバーガー約27個分)を摂取するといわれていますが、そのうちの約1500カロリーはレース中に取っている分だといわれています。
その中には、レース用のドリンクが含まれますので、自然と尿意を感じることもあるでしょうね。
英語では、こういった生理現象の事を、
「Nature Call(ネイチャーコール)」
と言いますが、もはや自然のままにトイレに行きたくなるのは仕方がないことです。
では、約時速40キロのスピードで200人もの大人数の中でどうやってトイレをしているのか?
2パターンありますので、ご紹介しましょう。
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ツールドフランスの選手たちのトイレの仕方
道端の脇に停まってする方法
これが一番簡単な方法ですが、道の脇に停まってするという普通の方法です。
では、途中で停まってしまって大丈夫なの?という疑問なのですが、
選手たちは、なるべく一緒にトイレに行きたい人がいれば声を掛け合って停まって、用を済ませた後、先に進んでいるグループはスピードを緩め追いつきやすいようにしています。
まさに、ジェントルマン!
もしくは、トイレに行きたいグループだけ少し早めに進んで、トイレを済ませて、集団を待つというパターンもあります。
こういったことができるのは、長いレースの前半から中盤にかけての展開がゆっくりしているところで見られがちな方法ですね。
それにしても、スポーツマンシップに満ち溢れていますね!
自転車で走りながら(乗りながら)トイレを済ます方法
2014年のツールドフランスでNiki Terpstra選手が、ちょうど自転車に走りながらしているところがカメラに抑えられてしまったことがありました。
一応、カメラはなるべくうつさないように考慮して画面を切り替えるようにしているらしいのですが、この時は間に合わなかったのでしょう。写ってしまいました。
自転車に乗りながらトイレを済ますには、3つポイントがあります。
なるべく下り坂でする。
やはり漕ぎながらするというのは、難しいようなので漕がなくても良い下り坂を使ってしている選手が多数。
もしくは、
チームメイトに押してもらう
という方法です。チームメイトが一生懸命押して、ペダルを漕がなくてもいいようにしてもらいながらトイレにいく。ということですね。
角度に気をつける。
アメリカで紹介されていたのは、
片足を6時の方向に、もう片足を12時方向に開き行う
のがベストと書いてありました。
が、もはや個人の自由!でしょうね!足にかからなければなんでも!な状態ではないでしょうか。
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ツールドフランスの他のトイレ場所
ツールドフランスのアルプスステージなど山のステージで、山道に大勢の観客がいるのをご覧になったことがありますか?
こういった山道で応援するためには、7日前からキャンプをしながら場所取りをする人もいるくらいなのです。
そんなキャンプカーできている観客のキャンプカーにトイレを借りにきた選手が2014年にいましたよ!
VIDEO: A Tour de France rider has to make an emergency stop while riding to use the bathroom of a fan's RV http://t.co/OGpbVtY0oV
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2014年7月19日
キャンプカーで応援に来たかいがありますよね!
ツールドフランス以外でのトイレ事情
毎年5月にイタリア全土を舞台にして行われる自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」で、2017年に議論となったのが、「トイレ事情」でした。
とあるトップにいた選手が、お腹を壊したのかどうしてもトイレをせざるをえなかった状況で、ゴール残り30キロの地点でとまり、用を足しました。
しかしながら、他のチームがスピードを緩めなかったことで、その選手は2分もの差をトップから離されゴールとなりました。その結果、2チームが避難されることになったというエピソードもあります。
しかし、「小」とは違って「大」はすぐ終わるのかわからないところもあるので、判断が難しいのかもしれませんね。