こんにちは、イドです。
和製英語の「フィーリング」はどんな意味なのか、その使い方をチェックしてみましょう。
英語では、どう使われているのか、その意味も合わせてチェックしていきます。
和製英語の意味と使い方が同じなのか気になりませんか?
では、いきましょう。
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フィーリングは和製英語
フィーリングは元々英語を語源とした言葉です。日本語でのフィーリングの使い方は、
こんな感じですよね。
恋愛において相手と趣味や興味のあるものが同じ時
- 「フィーリングが合う」
人生における選択が必要な場面で
- 「フィーリングで生きてる」
道に迷った時に
- 「フィーリングでわかる」
どうしてもテストで答えがわからない時
- 「フィーリングで問題を解く」
今まで使ったことありませんか?
なんとなく使っている方もいるかもしれませんが、そもそもこの「フィーリング」にはどんな意味があるのでしょうか。
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フィーリングの意味は?
この上に挙げたフィーリングの例文から考えるとフィーリングには、
「直感的な感情や感性」
の意味が当てはまると思います。
フィーリングが合うの意味は、お互いの間や笑うツボなど感覚的な感性に共通点があることを直感していると説明できるのではないでしょうか。波長が合うも似たような感覚ですね。
フィーリングで生きるやわかるなどは、直感的な感性、例えば思いつきやカンを信じるという意味になるかと思います。
直感やカンなど感情で動く場合に「フィーリング」は使われています。
英語の「feeling」も同じような意味で
感じ、感覚、感情
など意味があります。
英語のフィーリングの意味に比べると、日本語は、第六感的に感じる感情や漠然とした気持ちの意味で使われていますね。
もし、英語で同じように「俺は、この問題をフィーリングで解く」や「国語はフィーリングだぜ!」などを訳そうとする時にFeelingを使っても意味は通じないというか不自然な文章になって困った顔をされるかもしれません。
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英語のフィーリング(feeling)の使い方
英語でフィーリングはどんな風な使い方をされているのかチェックしてみましょう。
身体的に感じる感情や精神的に感じる感情どちらでも使えます。
ただ精神的な感情の場合は複数形になることが多いかと思います。気持ちの感情は一つだけではなかったり、積み重ねた気持ちが混ざることがありますからね。
身体的な例文:
We enjoyed the feeling of walking barefoot in the sand.
(砂の上を裸足で歩く時の感触を楽しみました。)
I like the feeling when you give me a foot massage.
(足をマッサージしてくれる時の感触が好き)
感情的な例文:
I had mixed feelings about moving to another city.
(引っ越しするのって複雑な気持ちになったわ。)
You hurt my feelings.
(ひどい、気持ちが傷ついた。=あなたは私の気持ちを傷つけた)
I have strong feelings about this issue.
(この問題に関して思うことがあるんです。=強い気持ちを持ってる=前々からなんども意見したいことがあった)
他にも映画「スターウォーズ」に有名なセリフがあります。
I have a bad feeling about this.
悪い予感がする。
こんな感じで英語ではfeeling/feelingsが使われていますよ。
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日本語のフィーリングを英語にすると?
では、もし日本語のフィーリングを英語にするとしたらどんな感じかというと?
フィーリングが合う
フィーリングが合うは、日本語の気が合うと似たような意味ですね。英語にするとこんな感じです。
- We hit it off when we met last night.
- We clicked when we met last night.
どちらも昨晩会った時にフィーリングが合ったんだ。というような意味です。
hit if off はこのまま覚えておきましょう。意気投合したなど、誰かとうまが合ったり気が合った時に使えます。
clickもカチっという音の意味だけでなく、気が合う、胸がときめくなど感情が誰かに向いた時に使えます。
feelingを使って言うならこんな感じでしょうか。
- It was so easy to share my feelings with him! (彼とはすごい簡単に自分の気持ちが話せたの!)
こんな感じでフィーリングが合うを英語でいうことができます。
フィーリングが合わない
逆にフィーリングが合わない場合は、
- I just don’t feel the same way you do. (あなたと同じような気持ちにはなれない。)
といった感じになるかと思います。恋愛におけるフィーリングが合わないは、あまり具体的なお断りの理由を挙げたくない場合にも使われたりしますよね。
なので、英語でもできればあまりはっきり理由を言いたくない場合など、あなたの気持ちと私の気持ちに違いがあることを伝えるような例文にしてみました。
フィーリングで生きてる
フィーリングで生きてるは、直感で生きているというような感じですよね。あまり深くは考えず心に決めてもらうといったような意味になるかと思います。
なので、英語にすると、
- I live for today. (今日を生きてる)
- I’m following my heart. (自分の心に従っている)
こんな感じの言い方ができるのではないでしょうか。
フィーリングでわかる/フィーリングで問題を解く
フィーリングでわかるやテストの回答などをフィーリングで解くなどは、カンに頼っているという意味があるかと思います。
なので、以下の単語がぴったりくるのではないでしょうか。3つの単語はどれも直感を意味しています。
面白いのはgutという英単語で、腸や臓腑など内臓の意味もあります。日本語でも最も根底にある気持ちについて心の底や腹の底を使うかと思いますが、英語でも使います。その時の腹がgutなんですね。
- instinct
- intuition
- gut feeling
文章にすると
- I follow my (instinct). (カンに従うわ。)
( )の間は、どれでも置き換えられます。
フィーリングの意味や英語のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は和製英語のフィーリングを、語源となった英語のfeelingと比較していました。同じような意味合いもありますが、日本語のフィーリングを英語にした時にちょっと使い方が違う時もあるので、気をつけましょう。