こんにちは。いどButter子です。
前回は野獣の魅力をご紹介しましたが、今回はアニメ版との違いをご紹介します!
このアニメ版との違いはキャラクター設定に関することがいくつあり、その違いのおかげで、物語により深みが増しています。
ネタバレも含みますので、4月21日の公開前に内容を知りたくない方は、そっとページを閉じるか、別の記事へどうぞ!
では、いきましょー!
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アニメ版との違い
ベルの人物像がはっきりしている。
アニメ版のベルは発明家のお父さんのお手伝いをしてはいますが、もっぱら家事担当なのか本好きな娘という感じでしたね。
しかし、エマ・ワトソンがインタビューで、映画版のベルには本好きの娘というだけでなく発明家という一面を与えたと言っていました。
それもあって、映画の中では、洗濯を効率良くするためにベルが図面と計算式を考え、実験をするというシーンがあります。本が好きというだけではなく、意志のある女性像がしっかりと描かれていますね。
ファンタジーではなく、現実感がある。
私がオリジナルのアニメ版をリアルタイムで見たとき、これはおとぎ話でどこか知らない国の話だと思っていました。
確かに原作は18世紀のフランスで出版されたものなのですが、2017年の実写版には実際に「パリ」が出てくるのです。
トリビア
ベルは実際に「パリ」で生まれたという設定で、その後、今暮らしているヴィルヌーブへ引っ越してきました。そして、ベルを演じるエマ・ワトソンもパリで生まれました。
さらに、ベルと野獣が初めて心を近づけていく「狼に襲われたベルを野獣が助けて、傷を負い、ベルに手当をしてもらう」シーン。
「シェイクスピア」と「ロミオとジュリエット」が会話に出てきます。
この会話では、ベルが冒頭のシーンで読んでいるのが「ロミオとジュリエット」で、シェイクスピアを知っている野獣に興奮気味になります。←初めて同じ趣味を見つけた人に会うと興奮しますよね。わかります。
そこですかさず野獣が、シェイクスピアがロマンティックすぎると言ってベルをからかいます。
アニメ版とは違い実写版の野獣はちゃんと本を読んでいるんですね!
そして、そのあとベルが庭先で本を読んでいる野獣を見つけますが、その読んでいる本が「キングアーサーと円卓の騎士」。
ランスロットとグウィネヴィアのロマンスを今度はベルがからかいます。
二人とも同じ趣味でからかい合えるなんて、こんな楽しいことないですよね。知的な野獣素敵!
トリビア
実は野獣演じるダン・スティーヴンスは「ナイトミュージアム3」でランスロット役をしています!
野獣のわがままな性格には理由があった
アニメ版では、王子が野獣へと姿を変えられてしまう前についてあまり触れられていません。なぜ王子がわがままだったのかわかりませんでしたよね。
今回実写版では、きちんとその理由が付け加えられており、ベルと野獣の3つ目の心が通じあう理由として用意されています。
それは、
どちらも母親を早くに亡くしてしまうこと
ベルはその後優しい父親に育てられますが、野獣は暴君とも言える心ない父親に育てられます。それが野獣を人の気持ちがわからない王子へと作り上げたのです。
きちんと背景が分かることで、王子の性格にも納得がいくようになりました。
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野菜も現実感あり
ガストンがベルに求婚に来るシーンで、ベルの家の前にある家庭菜園。
ガストンが踏みつけるのがキャベツで、ベルが収穫しようと手にしている野菜が「チャード」。
チャードの和名は「不断草」で、黄色やピンクといったカラフルなものがあり、カロテンやミネラルなど栄養価も抜群。筆者はあまり料理には使いませんが、チャードのピーナッツ和えという料理が美味しかったです。
ベルの靴
アニメ版では黒のフラットシューズを履いていたベルですが、実写版では活動的なベルならもっと実用的で動きやすいブーツを選ぶであろうとキャラクターの設定をより深く掘り下げ、目的に応じてブーツを履いています。
時々フラットシューズを履いているのですが、そのベルの靴がどうしても「TOMS」の靴に見えてしまいました。すみません。
皆さんも新しいベルのキャラクターに合わせたファッションを要チェックや!
オリジナルソング
今回3曲新たに歌が加えられています。前回記事にした野獣の「Evermore」以外に、
「How Does a Moment Last Forever」と「Days in the Sun」があります。
こちらは大御所セリーヌ・ディオンが歌っているHow Does a Moment Last Foreverです。やっぱりセリーヌ素敵!
Days in the Sunはこちら!
どこで流れるかは、映画を見てのお楽しみです!
新キャラ
カデンツァ
ピアノの前身であったチェンバロに姿を変えられてしまう音楽家で、鍵盤がなくなるたびに本人の歯がなくなるそうで、最後に人間に戻った時の姿が、頑張った証です。
アガサ
ガストンが置いていったモリースを助ける女性
同性愛シーンについて
同性愛シーンがあるということで問題になり、マレーシアで公開中止などと騒がれていますが、実際に筆者が見た感想ですが、そんなに問題になるほどのシーンとは思えませんでした。
2箇所、匂わせる程度のシーンがありますが、一瞬です。「あれ、自分ってそうなのかも!」って気がつく場面が一瞬です。
ガストンとの関係は、強い男への憧れもあるでしょうし、よほど疑り深い見方をしなければ同性愛シーンなどと思うこともありませんでした。
変わらないこと
野獣の目
野獣の目の色が綺麗です。吸い込まれそう。
これはアニメでも同じですよね。最後にベルが王子を野獣だと判断するのが「目」。優しそうで綺麗なブルーの野獣に心が全部持ってかれてしまいます。
元の姿に戻った王子
みなさんはアニメ版の王子好きですか?多分アニメ版を見たときと同じ衝撃があるのではないでしょうか。筆者は、アニメ版を見たときと同じように、セクシーと思いました←ボキャブラリ少な!
ダン・スティーヴンスの裏話もありますので、野獣が気になる方はこちらの記事もどうでしょう。
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美女と野獣実写2017年版の海外の反応は?野獣にときめく人が急増!
ここまで、読んでくださった方ありがとうございます。アニメ版からさらに設定が進化して感情移入できること間違いなしの実写版美女と野獣を是非楽しんできてください。
アガサ(アガット)について記事を加えました。
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