こんにちは。いどButter子です。
日本でもモアナと伝説の海が公開されましたね。
ただ残念なのは字幕版が見られる映画館が少ないことでしょうか。みなさんにはぜひドウェイン・ジョンソンのマウイ役を見ていただきたい。。。
さて、ネットではいろいろ感想が公開されていますが、どなたか私と同じ感想の人がいないか気になって今回記事にしてみました。
公開前にモアナと伝説の海の監督がジブリの影響を受けたと答えていた記事を読みました。
今までのディズニープリンセスの映画と比べ、モアナと伝説の海では、ヒロイン自身の成長に焦点をあてた内容となっています。そして、自然との関わり、祖先とのつながりを軸にストーリーが進んでいきます。
マウイと恋に落ちるということもありません。←これネタバレだったらごめんなさい!!
ジブリでいうと千と千尋の神隠しの「千尋」が主人公の「成長」という意味では似ているような気がします。
そこで、ジブリファンでもある筆者がモアナを見てジブリへの愛を感じる場面をご紹介したいと思います。
まだモアナと伝説の海をご覧になられていない方は、ネタバレを含みますので、そっと画面を閉じるか別の記事へどうぞ。
(*あくまで筆者がジブリ愛と感じた場面であり、パクリだと思っているわけではありませんよ。)
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モアナのペンダント
マウイがテフィティから盗んだ石。
そして海に選ばれたモアナが手にしますが、その光具合といい、ペンダントにするところといい、飛行石に見えて仕方がありません。
自分の祖先がラピュタ族と知るシータと祖先が航海者だったと知ったモアナ。
どちらもペンダントに導かれていきます。
そんな中モアナが、「リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・メトリーヌ」って言い出しても違和感ゼロ。
ただ、実際はニュージーランドの先住民族マオリが大切にしてきた神聖な石グリーンストーンをモチーフにしていると思われます。ヒスイの一種です。
グリーンストーンの形にも意味があり、モアナのつけている石の模様にもある「螺旋」は、「Koru」と呼ばれ、
新たな出発
成長や調和
可能性
といった意味をもつそうです。モアナにぴったりですよね!
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カカモラの戦闘シーン
風の谷のナウシカで、王蟲の幼虫を使って王蟲の暴走を引き起こしていると知ったナウシカが、ミトが操縦するガンシップから後ろにつけられているメーブエへ飛び移る時、ガンシップに取り付けられている取っ手を思いっきり引きちぎって、それを手すりにしてロープを渡ってメーブエヘ乗り映るシーン。。。。。
はい、これ、ジブリファンの人!!この説明でわかりますか???わかって!
モアナがカカモラの船から、ヘイヘイを救出してマウイの操縦するカヌーに戻る時にこれとそっくりのシーンがあるんです。
見た瞬間、「ナウシカ!!!」ってなりました。
溶岩の悪魔テ・カァ
これは結構みなさんそう思われる人が多いんではないでしょうか。
巨神兵でも進撃の巨人でもいいんですけど、モアナとマウイがついにテフィティのいる島に近づき、テ・カァが現れるシーン。これがどうしてもクシャナに連れてこられた未完成の巨神兵に見えます。
もしくは、千尋を追いかけるカオナシっぽい動きをしています。
モアナがテ・カァの本当の正体に気がついた後の行動
一番の見所であるモアナがテ・カァの本当の正体に気がつく場面。
そして、自分をテ・カァの元へいけるように海にお願いをすると、海がモーゼの十戒のように道を作ります。
まるで、ナウシカが王蟲の子を群れへ返すために、迫り来る王蟲の波の前に毅然と立つ場面を彷彿とさせるシーンで、同じように胸が熱くなります。
テ・カァの正体
マグマの塊になってしまったテ・カァの正体は、実は自分が誰なのかを忘れてしまったテフィティでした。
モアナが石を返しながら「あなたの本当の名前を知っているわ〜」(英語:I know your name)と歌っています。
この本当の名前を思い出すというコンセプト、私にはどうしても「千と千尋」のハクが千尋に本当の名前を教えられて存在を思い出すというシーンと重なりました。
どうでしょう。ジブリへのリスペクトを感じる5場面を挙げてみました。
この5場面だけでも、いつものディズニープリンセス映画とは全く違うことがわかりますよね。
そして、筆者と同じようにジブリを感じた場面がある人は多いのではないでしょうか。やはりモアナの監督が宮崎駿監督の自然描写をリスペクトしているだけあって、モアナにも同じように自然に対する尊敬や畏怖を感じました。
ジブリファンのみなさんがモアナを鑑賞する際に、楽しんでもらえるヒントになったら嬉しいです。
アニメーションとは思えない海の映像と素敵な歌を楽しんでくださいね!